健康で長生きしたい。女性は65歳まで健康なら7割の確率で90歳を迎えます。

65歳を迎えた女性は7割の確率で90歳を迎える

分かりやすく昭和生まれと平成生まれで分けてみます。

平成生まれが65歳まで生きると男性45%、女性70%の確率で90歳を迎えます。

昭和生まれなら男性35% 女性60%

(男女差が凄いですね・・・)

これを見ている人で65歳以下の人の単純な可能性は

男性なら25% 女性なら40%の確率で90歳を迎える事が出来ます。

先ずは健康な65歳を目指しましょう。

医学の進歩で年々、寿命は延びています。

現在男性が81.1歳女性が87.2歳と世界有数の長寿国、日本。

健康で長生きする為に必要な要素や実際に長生きしている人の特徴を見ていきましょう。

1番、長生きする体形は

これについても面白いデータがあります。

体形別に5種類に分けました。

肥満、軽度肥満、普通、軽度やせ、やせ型

すると、一番の長生きはなんと「軽度肥満」だったのです。

「軽度肥満」は病気になった時の免疫力、回復力が優れていたようです。

病気の回復に食事は欠かせません。

少し体調が悪くても食事が取れるあなたは生命体として優秀です。

例えば、風邪を引いたり体調を崩しても

食材を選ぶのは必要ですが、やはり食べられる人は強いのです。

腸炎などでは体重減少は仕方ないかもしれません。

痩せたのに数日でリバウンドしたと嘆いているあなた

嘆く必要はありません。

体重を戻せるという事は身体が正常に機能している証拠です。

医学的にそれをホメオスタシスと言います。

人は外部なり内部なり影響を受けても元に戻る力が備わっています。

例えば、寒い地域に行くと熱センサーが働いて

基礎代謝をガンガン上げて熱を発生させます。

それを超えて太り続けたり痩せ続けたりすると良くないですが

元に戻る習性は必要な機能です。

無理なダイエットがリバウンドで続かない理由もそのホメオスタシスが関係しています。

必要な栄養素が足りなくなると体が飢餓状態を検知して

脂肪の燃焼など体が小さくなる事をセーブするのです。

geralt / Pixabay

長生きするとみんなガンになる

人は細胞分裂を繰り返して成長していきますよね。

それは胎内に生命を宿った瞬間から始まっています。

よって120年生きるとほぼほぼ100%ガン化すると言われています。

死亡原因は世代で順位が違いますが、

大きく分けると16歳~39歳の1位は「自殺」

40代以降の1位は「悪性新生物(ガン)」

90歳以降は「心疾患」です。

順位的に1位ですが医療の発達でガンでは死ににくい時代になりました。

ガンで死なないようになった一番の要因は発見が早くなったからでしょう。

という事はガンを早く発見する事と健康な長生きは関係するでしょう。

そこまではみんな想像がつきますが、では実際に何に気を付けるか?

そう聞くと急に言葉に詰まりますよね。

ガン予防で一番コスパが良いのは発生頻度の高いガンを知る事です。

TeroVesalainen / Pixabay

性別的に好発するガン予防をするとコスパが高い

 

1位 2位 3位 4位 5位
男性 大腸 肝臓 膵臓
女性 大腸 膵臓 乳房

上記の表を見て男性なら肺、胃、大腸に注意

女性なら大腸、肺、膵臓などに特に注意する事が重要なのが分かる。

では、具体的にどうするか。

ガン検診など病院受診が有効なのは言うまでもないのでここでは自分で気づく特徴について書いていくことにする。

大腸がん

便が細い事、下痢、便秘が続く。血便がある。など、やはり大腸に関係する事で発見に繋がる事が多いですね。

予防の為に出来る事は腸内環境を保つ事。腸内フローラという言葉を聞いた事がありますか。

善玉菌、悪玉菌の話ですね。それについては下の記事で詳しくまとめています。

美しく健康な人は腸活をしている。子どもにも大事な腸のおはなし

肺がん

喫煙と影響があるのは言うまでもないですが、肺がんと言っても以外と種類は多いです。

喫煙者に関係する肺ガンと非喫煙者でもなってしまう肺がんがあります。

喫煙者は喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が600を超えていると要注意。

これは現在、禁煙している人も過去を思い出して計算してみてください。

肺がんも息切れセキ、痰が増えるなどは症状の1つですが、それらは他の病気の特徴でもあるので

見分けはつきにくいです。やはりガン検診が発見としては1番で日常で気づくのは困難です。

「タバコ吸ってもガンにならない」という人がいますが

それはそうです。細胞がガン化するには個人差あります。

かといって、問題ないか?ありますよね。

喫煙で怖いのはガンもそうですが、COPDなどの呼吸器疾患です。

ガン化はせずとも呼吸器障害はほぼ間違いなく出てきます。

喫煙指数が高い程に日常生活に酸素が必要になるリスクが高まります。

胃がん

胃がん患者とピロリ菌に高い関係があるのは知っている方も多いかと思います。

自覚症状はあまりないのですが、「胃がムカムカする」「最近、食欲が落ちた」

などで胃カメラ検査をして発見される方もいます。

ピロリ菌は井戸水を飲んでいた世代、地域に多い傾向があります。

もしかすると、今後は大腸ガンあたりが抜くことがあるかもしれません。

いずれにせよ、胃カメラ検査は非常に有効ですが苦手な方も多いです。

近年では「小腸カプセル内視鏡」といってカメラ付きカプセルを飲み込むだけで胃の写真を撮影、送信をしてくれます。

まだまだ普及してない病院も多いので希望なら実施しているか調べる必要があるでしょう。

膵臓ガン

初期には症状が無い事が多く自分で気づく事は稀でしょう。進行してくると上腹部通、体重減少があります。

発見にはCTや超音波がありますが。

超音波検査は被爆量も少なく、比較的手軽に検査をすることが出来るというメリットがあります。

逆に脂肪などが多いと膵臓が見えにくい事があります。

膵臓は症状が無い事により発見が遅れる事がしばしばあります。

男性4位、女性3位と上位に位置しているので、気になる点あれば受診して、医師に相談すると良いでしょう。

乳房ガン

最初に言いますが乳房ガンは女性限定ではありません。もちろん数は少ないですが男性にも起こりうる事です。

さて、乳がんはピンクリボンに代表されるように周知させるキャンペーンも多いです。

セルフチェックで気づく方も比較的多いのも特徴です。

鏡の前で両手を上げて乳房の形に左右差があるかを目で確認。

触覚的には自分でシコリが無いか。

ちなみに、乳房ガンの約半数は外側上方にあります。

外側上方とはワキに近い部分の事です。

 

テレビのガン情報は適度に反応する

テレビでガンについて家庭的で学べるものも増えてきました。

知識を得る事は重要なんですが、稀な病気を出す事で視聴率が上がるのでそうしている事も多く見受けられます。

もちろん、そういった稀な病気や特徴で助かる人がいる事は否定しません。

一時的なブームで右往左往すると大事な情報を見逃す事があります。

データによる数字は大切なので、ガン好発部位や性別的好発のランキングは意識した方がいいと思います。

そして、ガンとはいえ現代医学では種類にもよりますがstage1の発見なら生存率は9割を超えます。

男性なら肺、胃、大腸

女性なら女性、肺、膵臓に加え女性特有ガン

などを意識した食生活や気付く意識を持つ方がコスパが高いという事を伝えたくてこの記事を書きました。

mojzagrebinfo / Pixabay

病院の待ち時間が長い理由分かりますか

病院で待ち時間が長い、予約しても何時間も待たされる。と不満を抱える事は少なくありません。

しかし、それは日本医療の怠慢ではなく努力なんです。

日本は必ずその日でみてくれます。救急車も誰でも呼べます。

貧富に関係なく重症度で治療順位を優先もします。

諸外国では、体調不良で受診しても予約を求められ数日後、下手すると数週間後に来なさい。

といった事も珍しくありません。

日本の医療は世界に劣らない技術がある事にくわえ、努力を惜しんでいない事を付けくわえます。

もしもガンになったら

いくら気を付けていても、ガンになる事はあるのはもちろんの事です。その時に2つ注意してほしい事があります。

怪しい民間療法に騙されない

病院で行われている、国が認めている医療行為以外を全て排除しようとは思いません。

しかし、重篤な病気につけこんでくる輩が一定数いる事を理解しないといけません。

ガンを宣告された時、ほとんどの人は冷静ではないでしょう。

家族や近親者こそ冷静になって治療方針を話し合っていきましょう。

もちろん、セカンドオピニオンは重要なツールですので活用されても良いでしょう。

ちなみに怪しい民間療法の特徴は「病院で治らなかった〇〇が」など医療を否定して興味を引いてきます。

基礎体力をつけておく

どの病気にも共通していますが、患者本人の基礎体力は非常に重要です。

治療をするうえで、医療者側の知識や技術はもちろんですが、同じかそれ以上に重要なのは本人の基礎体力です。

治療は手術でも薬でも身体に侵襲(しんしゅう)を与える事は明らかです。

その侵襲に耐えるかは本人の体力に依存する所があります。

「もしもガンになったら」と言いましたが、なる前に出来る事と考えていいでしょう。

まとめ

・自分に関係ありそうなガンの種類を知り気付く努力をする

・定期的な検診は必ず行う

・もしもの時の為に体力をつけておく

・正しい治療が選択できるように医師とのコミュニケーションを行う(セカンドオピニオン含む)

 

キーワード:病院 寿命 健康 元気 医療

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