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こどもの膝の痛み。それは愛情不足です。
子どものこんな経験はありませんか?
1:夜や夜中に膝や足周囲の痛みを訴え泣きだす
2:かと思ったら翌朝や日中はケロッとして鬼ごっこしている
3:病院でも異常がみつからない
おおよそ小学校低学年頃まで
(特に幼稚園、小学校に上がったとき)
その頃に膝の痛みを訴えるのは、新しい生活への精神的ストレスが痛みを引き起こしています。
本人にとっては、ウソという感覚はありません。
実際に痛い感覚があります。
精神的ストレスと痛みについてを詳しく説明していきます。
愛情が足りない?充分やってますよ
そうですね、そうだと思います。
先ずこの記事にたどり着いただけでも子への愛情が無いと出来ません。
なので日頃の育児を否定する気は少しもありません。
心的ストレスというのは、いわゆる環境の変化です。
幼稚園や小学校、転校、親の離婚や弟、妹が産まれたなどなど多岐に渡ります。
成長する過程で環境が変化するのは当然の事です。
だから誰にでも起こるのです。
ある研究では4歳~7歳の半数以上に夜間に膝の痛みを訴えた事があるとの結果があります。
熱感など身体所見があるなら別ですが、ぶつけてもない、成長期でもない低年齢なら、これを考えても良いかもしれません。
※環境によっては12歳ぐらいまで起こります。
27707 / Pixabay
1.なぜ愛情不足で膝が痛くなるの?
「腰痛は怒りである」という本を知っていますか?
それらにもあるように、腰痛患者を集めて原因が分かったのは2割。
なんと8割は原因不明なんです。
整形外科でも病名をつけないと診療が出来ないから、一応つけている・・
というと誤解を招きますが本当に因果関係を証明出来るのは2割なんです。
2.犬を飼うと痛みが消えた
面白い実験で、腰痛の患者さんが犬や猫を飼うと腰痛が消えたという事例があります。
もちろん湿布などもしていません。
それは脳からエンドルフィンという物質が出たからです。
日常的にも出るのですが楽しい事や嬉しい事があると放出されます。
皆さんも経験があるでしょう。
楽しい時は痛みなんか忘れていて、それが終わると急に痛みが襲ってくる。
エンドルフィンは楽しさで放出されますが逆にストレスでは蛇口を閉めてしまいます。
それで、痛みが出やすくなるのです。
分かりやすいエンドルフィン効果は「ランナーズハイ」です。
いくら走っても疲れるどころか体が楽になる現象ですね。
子どもたちにも、それと似たような事が起きているのかもしれません。

kim_hester / Pixabay
膝の痛みはオスグッドじゃないの?
オスグッドの説明は以下を見て下さい。
ここでいう原因不明の膝痛の主な対象は4歳~7歳程度です。
もちろん個人差で小学生には起こり可能性はありますが、高学年やスポーツしている子はオスグッドが割合高めになるでしょう。
子どものガンで膝が痛くなると聞いたこともありますが
そうですね、数としては少ないですが「骨肉腫(こつにくしゅ)」という骨のガンがあります。
ドラマやTVなどで取り上げられたので不安になる親も多いですが繰り返しますが数は少ないです。
症状としては腫れたり、熱を持ったりしますが、他のケガや病気でも同じ症状はあるので判別が難しいです。
少しの衝撃で骨折(病的骨折)してしまい、発見される事が多いです。

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痛みの治療法は?
治療法は一つ。
スキンシップです。
「大丈夫だよ」と膝をさすったり、肌を触れ合うだけで痛みは取れていきます。
原因が愛情不足なのですから、愛情を与える事が一番の薬です。
マザーハンドは副作用の無い痛みの特効薬です。
マザーハンドを聞いた事がありますか。
お母さんが手を当てたり触れたりするだけで痛みが取れるという不思議な力です。
昔から言い伝えられています。
今回の治療はまさしくマザーハンドでしょう。
治療を意味する「手当て」も母親が手を当てる事からきているそうです。
もし、原因が分からないなら、先ずは子どもに手を当ててみましょう。
それから、ゆっくり対処法を考えてもいいかもしれませんね。
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