塾に行かなくても学力は伸びるのか。4年生の息子を無塾で全国上位3割に育てた方法

塾は学力アップに必要。でも家庭で工夫しても学力は上がる

はじめに

どーもオキコソ(おきなわ子育て大学)です。

この記事では

クラスで中の下程度の成績だった息子が学習塾のテストで上位に食い込んだ。

そんな家庭での教育方法を紹介します。

経過などを細かく書いてますが、経過に興味が無い方は目次から直接、気になるカテゴリに飛んで頂いて構いません。

では、いきます。

日能研のテスト結果

先日、日能研の「全国特待生選抜模試」を

息子(小4)が受けました。

彼は通塾生ではないですが力試しの気持ちで受けました。

結果は偏差値55、順位的には上位3割

具体的には3600人中、1100番台でした。

まあ、1100人も前にいるので

記事を書いてまで威張れるものではないのですが親子で取り組んだ大逆転物語をまとめてみました。

彼は控えめにいっても元々、学力が秀でていた訳ではなく

普通の子、いやクラスで言っても真ん中よりは少し後ろ

そんな彼の大躍進の要因を詳しく書いていきます。

ijmaki / Pixabay

前回のテストはボロボロでした

実は2年前の小学校2年の時にも同じテストを受けた事があります。

その時の結果は・・・

ボロボロでした。

4000人中、3700番台でした(笑)

間違う以前に記入も出来ませんでした。

前半の一部以外はほぼ空白。

そうです、日能研は記述式がとにかく多い。

そして文章が長い

国語でいうと普段、小学校で解いているテストの5倍以上の文章が提示されます。

そこから、はじめて問題にいきます。

もう、ちょっとした小説です。

私も問題を見た時、彼の順位に納得しました。

それと同時に、これを解ける2年生がいるんだと驚愕したのを鮮明に覚えています。

算数においても、問題が複雑であったり創造性を求められる問題が多いのです。

正直、大人でも満点は取れない人がいると思います。

※普通の学校のテストなら2年生程度ならほぼ全員の大人が満点を取れるはずです

そして、「総合」という科目においても

「お祭りのチラシを作る時の注意点、工夫する点などを考え実際にチラシを作成しなさい」

といった1つのお題で白紙が配られます。

それに自分で考えて、日時や場所を記載したり、催し物のプログラム、オススメをのせていく。

どんな写真をのせるか、配置や色彩

などを書き込んでいく。

2年生にしては難しいですよね。

普通の学校のテストなら

逆に祭りのチラシを見せて

「日時は?」

「どこでやりますか?」

「どこが楽しいですか?」

と具体的な問いがありますよね。

日能研のテストにはそういったものがなく、いきなり大海原に投げ出される感覚です。

日能研に限らず学習塾のテストや中学受験テストなどは

「自ら考える力」

「生み出す力」

「創造する力」

が求められます。日頃から、そういった感覚を持つことが大事なんだと

思い知らされました。

そもそも学校でも普通程度の子がなぜ試験を受けたのか

それまでは正直、仕事人間で帰りも遅かった。

更に資格試験の為に、残業後に大学の医学部教室などで

勉強に勤しんでいました。

本来、仕事に打ち込む姿は子どもに見せる事は有益ですが

それがうまくいかなくて、子どもらは私が遊び歩いていると思っていたようです

(そう思った経緯は割愛します)

その後、子どもたちと実家に住んで半ひとり親生活をしていました。

これではいけないと、いよいよ本腰を入れて子どもの勉強を見るようになりました。

で、少しずつ仕事中心から家庭にシフトして宿題なんかを見る時間が増えてきたので

「いっちょ受けてみるか?」

「うん!!」

と息子と意気揚々に乗り込んだ次第です。

そして撃沈・・・

 

まあ、息子にも「こっから大逆転のほうが楽しいだろ」

と(苦しい?)声掛けをしていました。

しかし息子は比較的、落ち込んでいなく

「大逆転」という言葉に前向きでした。

それが今回の結果に繋がった要因であることは間違いないと思います

学力をあげるために家庭で工夫したこと

まず、私自身が学力向上についての文献を読み漁りました。

仕事柄、研究論文や文献を読み解く事は慣れていました。

そして嫌いでも無かったので手当たり次第に読みました。

そこで科学的根拠が成立してたり、データとして信頼が高いもの

なにより自分の環境で出来そうな事をいくつかピックアップしました。

そこである簡単な方程式に気付きました

親の関わり方×時間=子どもの学力アップ

こう書かれるとシンプルでつまらないですが

これを出来ている人がどれだけいるか

少なくとも私は全く出来ていませんでした。

(だからこんな結果だったんですけど)

stux / Pixabay

毎日の課題である本読みは自分が先にやった

小学校は恐らくどこでも毎日の本読みの課題があると思います。

そこで聞くだけでなく、先ず自分がお手本のように

読んであげました。

感情を込めながら場面、場面では説明しながら

例えば「赤とんぼが夕焼けに」「畑のあぜみち」などの1文があれば

「赤とんぼ」っていうぐらいだから、きっとこれは秋の物語だろうね

「あぜ道」って分かるか?

畑で農作物と農作物の間とか、畑の端のわきみちみたいなものだよ

(説明があっているか不安なので)

ほら、とタブレットで画像を見せて

説明していました。

こんな風に文章というのは読みながらその風景や出てくる人の感情を

想像しながら読むんだよ。

で、分からない言葉はどんどん調べようと伝えました。

小さい子に読み聞かせする時は感情を込めながら

そして、途中で何度も止めますよね?

お日様はどれ?

うさぎは何匹いる?

といったように。それと考え方は同じです。

世界トップの国語力はスウェーデンです。

スウェーデンでは父親が仕事から帰ると本を読み聞かせる習慣があるそうです。

それを小学校の間、続けるそう。

それが良いほうに働いているのは容易に想像がつきますよね。

我が家は国語辞典を出しっぱなしにしています。

調べようと思い立った時に調べる労力を極力減らしたいためです。

本棚に綺麗に並べていると取り出す気持ちが30%ぐらい

薄れますよね。そこらへんにあれば

気軽に調べてほしくてそうしてます。

算数は実物で勉強した

子どもは数を平面的に捉えてしまいます。質量的に捉えると算数における理解力が劇的にアップします。

例えば「8」や「20」という数字を見て差を立体的に捉えるかどうか。

積木を8個積み上げて、隣に20個積み上げて

これば「8」と「20」に違いだよ

といったようにお金や時計の問題も実際の物品を用いて

その後に自分で紙面上で問題を解いてもらいました。

頭の良い子(大人)に共通しているたった1つの能力。オキコソ

褒めて伸ばすのは間違いです

よく、褒めて伸ばすが流行してますが、「褒める」は良いのですが、タイミングについて説明されている情報は見かけません。

よって分かる人はほとんどいません。

それは下の記事で詳しく書いています。

これが先ほどの方程式「親の関わり方×時間=子どもの学力アップ」の関わり方を詳しく書いています。

賢い子を育てたいのなら、その褒め方はすぐにやめなさい。

子どもの中学受験を考えるなら塾は必須かもしれない

ここまでは家庭での関わり方を主に書きましたが、それは通塾を否定する事ではありません。

もし、お子さんが中学受験をするなら、学習塾への通塾は必要かもしれません。

前半に書いたようにやはり問題の出題が複雑ですし、

鶴亀算、旅人算、仕事算・・・・・・・

と特殊算は多数に存在します。

そのほとんどが学校では習いません。

そういう意味では通塾は大きな力になります。

ただし、無塾でも中学受験を突破する子が一定数いることも事実です。

いずれにせよ親の関わり方は大前提で重要です。

今後、特殊算についても記事をあげます

まあ、とはいえ日々のお仕事や家事で疲労困憊でしょうから、書いたような事が全て出来るのは不可能に近いでしょう。

私も毎日、全てが出来ているかと言われるとNOです。

ただ、習慣化すると比較的、出来る事は増えてきます。

そして、またこの記事を見にきて思いだしたら

再開しても良いと思います。

Twitterで「オキコソ(おきなわ子育て大学)」でアカウントがあります。

「オキコソ」でググっても出てきます。

FirmBee / Pixabay

沖縄は学力最下位イメージが定着しています。

確かに子育てに真剣な親は本土に比べると少ないかもしれません。

経済力も劣るでしょう。

しかし、その中でも出来る事が多い事を証明したいと思います。

学力最下位の要因として大きくはないかもしれませんが

今までは優秀な小学生は県外の中学を受験して進学していました。

経済的に面で私立にいけない子もいたでしょう。

それを打破する為に出来たのが県立の中・高一貫校です。

南部地域の開邦中学校、中部地域に球陽中学校。

2つとも高校は歴史ある県立高校です。

これで経済的進学の壁は無くなりました。

※通塾の費用はかかりますが

2019年に初めての卒業生が送り出されました。

県内の受験熱は10年前とは比べ物になりません。

僅かでもオキコソの記事が子育てのヒントになれば幸いです。

受験する子もしない子も

勉強が分かれば学校も楽しくなると思います。

私も中学受験とは無縁でした。

「トンビが鷹をうむ」

かは分かりませんが

関わりは深く持っていきたいと思います。

以上、オキコソでした。

子どもが授業に集中出来ない。低学年に多いそわそわ型の治し方

キーワード:中学受験 塾 成績 伸びない 伸ばす お金

 

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