算数が好きな子(得意)に共通する5つの「感覚」。算数嫌いにならない家庭での工夫。

算数が好き子は家庭で育つ

こんにちは

オキコソ(おきなわ子育て大学)です

小学生のお子さんがいる方、これから小学生になる子がいる方に向けた記事を書きました。

タイトルにあるようにテーマは

「算数」です。

オキコソが実際に息子に行っている教育方法を紹介していきます。

オキコソ?お前、誰なんだよ

という方の為に簡単に自己紹介

オキコソは1人で4人の子育てをしている

医療・教育系ブロガーです。

息子が小学校2年生当時

成績が悪かったのをキッカケに教育に一念発起。

それから2年後、息子は小学校における

学力到達度テストで

学年単独1位を取り

更に日能研の全国特待生選抜テストを通塾生に交じって

受けました。

結果は偏差値55

順位的には上位3割に入りました。

塾の先生からは

「通塾していない子でここまで出来るのは珍しい」

と言われました。

詳細記事ははリンクを貼っておきます。

塾に行かなくても学力は伸びるのか。4年生の息子を無塾で全国上位3割に育てた方法

 

この記事を読んでいる人で数学が苦手だった人も多いかもしれません。

 

でも、大丈夫。

誰でも無料で簡単にできます。

親が少しの工夫と努力を惜しまなければ

塾に行かなくても算数は出来ます。

少なくとも、4年生までは問題無い事は

オキコソが証明しました。

家庭でのお手伝いが算数力の基礎となる

男女問わずにお手伝いで一番良いのは

「料理」です。

料理は控えめに言っても最強の

算数力向上メソッドです。

料理をする中で、例えば

「水を200cc」

「野菜を4等分して」

「沸騰して5分」

など数字が出てきますよね。

あっ、ここで大切なのは

「指示は数値化」

という事です。

「適当に切って」

「グツグツして少ししたら」

などは(今は)使わずに敢えて

「5分」「4等分」など

数値化して指示をしましょう。

少しめんどくさいですが

最初はそうしてください。

理由は次の通りです。

算数力の高い子は「感覚」が優れている

「感覚」というと、凄く曖昧ですよね。

具体的に説明していきます。

数量的感覚

子どもは数を平面的に捉えがちです。

例えば「15」という数字を見て

文字として「15」を認知する子は算数力が低い。

逆に算数力が高い子の脳内では

「積木が15個」

「ボールが15個」

「折り紙が15枚」

など日常に触れる物で具体的に数をより定量化してイメージする事が出来ます。

そうする事で文章題を読んだ時に文章をイメージングしやすくなります。

イメージングする事が出来れば桁を間違ったり、数がずれたりするなどの

ケアレスミスも少なくなります。

質量的感覚

算数の文章題では必ず出てきますよね。

水が400cc、重さが3㎏などなど。

その時に400ccだとコップ2杯か

3㎏だと小さい米袋が3㎏。

赤ちゃんも3000gぐらいかな。

などと、重さの感覚

質量的感覚は算数において

重要な能力です。

時間的感覚

「3分」

「15分」

「60分」

という感覚。

体内時計的に習得していると強いです。

小学校1年生から時計を習い

2年生、3年生と進む中でも常に

文章題には時計が出てきます。

「A君の家から公園までは片道10分です。8時20分に家を出て9時30分に家に着く為には公園で何分間、遊ぶ事が出来ますか?」

・・・・

そうですね。

正解は50分です。

こういった問題でつまづく子が非常に多いです。

小学校の先生も「時計」問題が苦労する分野の1つです。

このような「時計問題」は難易度を上げながら小学校では長い期間、出題されます。

そこでつまづかない為には自宅でのトレーニングが必要不可欠です。

距離的感覚

距離的感覚が優れている子は少ないです。

例えば、自宅から祖父母家までは何kmあるか?

など興味を持てる話から始めたらよいでしょう。

距離的感覚があると高学年で習う

時速などの文章題が解きやすくなります。

身近で小さな物から初めて

スマホは何㎝

テレビは?

冷蔵庫は?

など「測る」習慣をつけるのも良いでしょう。

「金銭的感覚」

金銭感覚というと、浪費とか節約のイメージが強いですが

ここでいう「金銭的感覚」は、

リンゴ、お菓子、トイレットペーパー

この3つを買うといくらになる?

という話です。

もちろん日によって、質によって値段は違います。

日頃、手に取る物で考えましょう。

良い方法としてはおつかいです。

最初は100均一から初めて

3つでいくら?

「300円」

消費税は?

など少しずつ難易度調整をしましょう。

先ほどのリンゴ、お菓子、トイレットペーパーのおつかい

そこでで良くないパターンは

1000円で買えるからといって

子どもに考える事をさせずに千円札だけ渡す事です。

多少めんどくさいですが

子どもが計算して「732円」といって来る

環境設定をしましょう。

親が計算して本当は850円だとしたら

そこで千円を渡すなりしましょう。

「おつりは?」

「・・268円!!」

「よし、行ってこい」

(本当は150円ですけどね)

こういったトレーニングは普段は出来ないかもしれませんが

日曜朝市など、行う日をイベント化して楽しみながら出来ると良いですよね。

 

stevepb / Pixabay

「感覚」と「地頭」は似ている

最近、地頭という言葉を目にする機会も増えましたよね。

この地頭はオキコソ的には

上記で述べた「5つの感覚」は似ている。

というか、地頭が良い子に共通している能力だと思います。

いわゆる学力の高い子は

小学校3年生頃から夏休みに自宅から隣町の祖父母の家まで一人で行けます。

「祖父母家に行くにはどうする?」

という問いに対して

バスの時刻

運賃

距離

途中で買いたいジュース

などを総合的に考えて

「〇〇円下さい。そして、〇〇時に家を出るね」

といったように考える事が出来ます。

更に天気予報まで調べるとほぼ完ぺきでしょう。

ここで大事なのは親が先回りして、あれこれ聞かない事です。

時刻表は調べた?お金は?など聞く前に基本的には自分でさせましょう。

もちろん、慣れないうちや明らかに間違っている時は修正しますが

横から少しヒントを出すような関わりをこころがけましょう。

この「考える時間」が子どもを成長させます。

そして達成感が子どもの

「自己肯定感」を強めます。

家庭では数値化を意識する

このように「5つの感覚」を磨く為には家庭での

親の声掛けが非常に重要な事が分かったと思います。

うちでもチキンナゲットが20個あると

4人の子どもらに1人いくつ食べる事が出来るかを問題にします。

子「5個」

父「え?お父さんは?」

子「お父さんも?(笑)そしたら・・4個」

父「いやお父さんは3つでいい」

子「うーーん・・・そしたら子どもは4個で1つあまり?」

父「そうね、そしたら1つはじゃんけんにしよう」

といった事をしています。

このやり取りで四則演算(+、-、×、÷)が

出来るようになります。

我が家では4年生の長男が主に考えますが、そこに2年生の次男も参戦します。

そして幼稚園の長女もこれらのやりとりをジーっと見ています。

計算に参加出来なくとも、このやりとりを日常的に見ているだけで

実際に小学校で数字に出会ったときに

数字のイメージ、定量化がスムーズに出来ます。

子どもは少し難しい事が好きです。

この「少し」を大人が設定してあげる工夫が大事です。

私の本業はリハビリテーションですが

そのリハビリでも同じで

端的に言うと

患者に「少し」難しい事を提示して達成する事で

脳は可塑性を高めて回復していきます。

その達成の為に我々、作業療法士(OT)は身体的、物理的環境を整えるのです。

オキコソの持論はリハビリも子育ても大切なのは

「環境を整えること」

これだけです。

直接、こちらが動く事は少なくして主体性を持って動いてもらう。

その環境作りが作業療法士も親も通ずる所だと思っています。

Tumisu / Pixabay

プログラミング必修化について

文科省が推し進め2020年から小学校においてプログラミング必修化が始まります。

恐らく算数のコマ数に入れるのではないかと思っています。

(授業名はプログラミングとしても)

なぜなら、プログラミング言語は

「言語」という言葉で国語をイメージしがちですが

内容としては「算数」です。

算数を言語化したのがプログラミングと思って良いでしょう。

よって、算数力の高い子は間違いなくプログラミング力が高いです。

逆に四則演算でつまづいていると上手くいきません。

ロボットやドローンを動かすので直観的に出来ると思っている親も多いようですが

ごめんなさい!!甘いです!!

その、「前に進んで旋回して戻ってくる」

この直観的なイメージをプログラミング言語化する為には

必ず算数が使われます。

体験した人は少し分かるでしょうが

「10秒前にすすむ」

「180°旋回」

「10秒前にすすむ」

など算数的な数値の入力が必要なのです。

算数嫌いな子を好きにする

最後になります。

算数嫌いな子は本来、いないはずです。

どこかでつまづく事で嫌いになっていきますよね。

その、「どこか」に対して家庭で出来る事は非常に多いのです。

いきなり学問として数字に出会うより

家庭で楽しく数字に触れる考える機会を増やしてみてください。

そして、この方法だけが正しいとも限りません。

皆さんのご家庭での方法も教えて頂けると嬉しいです。

コメント欄も設けております。

是非、あなたの体験談もお待ちしています。

オキコソの記事は実際に周りの親から質問されて回答した事を

文字に起こしていますので皆さんの悩みが記事のネタです。

「今こそオキコソ」

うーーん、閉まりませんね(笑)

この辺で失礼します。

読んでくれてありがとうございます。

頭の良い子(大人)に共通しているたった1つの能力。頭の良い子の育て方。オキコソ

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