おねしょはいつまでしていいの?6年生でもクラスに2人は夜間おねしょあります。

おねしょは何歳までしていいの

どーも、オキコソ(おきなわ子育て大学)です。

先日、3歳の子育てをしているママさんに質問されました。

「うちの子、まだ、おねしょするんです」

「病院いくべきですか?」

「それって異常ですよね?」

「対策あれば教えてください」

といったように焦っていました。

私はこう答えました。

結論から言うと「何もしなくていいです」と。

そもそも、おねしょなんて小学校高学年でも5~8%いると言われています。

その、ほとんどが夜間のおねしょです。

早い子だと3歳になるまえにはオムツも取れてきますが

小児は排尿でも歩行でも個人差が大きいものです。

そして、早くつかまりだちをしたから足が速い子になるか?

そんな事ありませんし、排尿も問題にしなくていい事がほとんどです。

排尿で問題になるのは、むしろ出ない事、もしくわ度々、発熱する事です。

(反復性尿路感染症)

おねしょの対策はありますか

もちろんあります。・・・さっきは無いって言いましたよね。

いや、あれは何ていうか、先ずは落ち着くというか。

考えすぎないようにする為です。

実際、そのママさんも「特に気にする必要ないです」

と言うと「少し気持ちが楽になりました」

「何かしないといけないと焦ってしまって」

と仰っていました。

そうです。原因に対して焦って対処し良い事はありません。

さて、そこで本題です。

トイレトレーニングにおいて、科学的に最も効果的なのは

「時間誘導」

以上です。

Free-Photos / Pixabay

「時間誘導」とはその名の通り定期的な時間誘導。

こちらが時間を決めるのです。

例えばイベント毎でも良いです。

イベントというのは、

起床時、毎食後、お出かけ前、就寝直前などです。

この間にタイミングみて、まあ2時間に一度程度、声掛けします。

大事なのは子どもの尿意に左右されない事です。

こんな経験はありませんか?

「車で遠くまで行くからおしっこしておいで」

「いま、出なーい」

「ふーん」

(出発して5分後)

「おしっこーーー、漏れるーーー」

「だから言ったでしょ(。-`ω-)」

ちなみに排便も同じです。

子どもの尿意・便意なんて当てになりません。

「夜尿症」や

「おねしょ 治す方法」

などで検索するよりも先ずは「時間誘導」です。

センセーショナルな方法じゃないのでつまらないとは思います。

「〇〇を食べるとおねしょが治る」

とか変なものに騙されないで、先ずは

「時間誘導」に騙されてみませんか?

すぐに無料で出来ます。

他に出来ることは

「時間誘導」以外にもう1つ出来る事があります。

それは寝る前に甘い物を控える事です。

夕食後のアイスやお菓子、ジュースなど楽しみかもしれません。

もし、おねしょを改善したいなら少し控えてみましょう。

体内の糖分濃度、塩分濃度が上がるとおしっこが誘発されます。

よって、もし気になるなら試してみましょう。

何度かおねしょをしない成功体験をすると子どもも自信とコツをつかみます。

Bessi / Pixabay

おしっこのメカニズム

おしっこはどこで作られるか?

そう腎臓ですね。腎臓で濾過と再吸収をして作られます。

先ず、ヒトは食べ物や飲み物を摂取すると腸から吸収されて血液に栄養分を取り込みます。

それを心臓のポンプ作用でドクンドクンと全身に送り届けます。

そして体内を1周してくる中で不要な老廃物を回収。

それを腎臓で濾過、再吸収。

腎臓の濾過システムは聞いた事あっても再吸収は聞きなれないかもしれません。

腎臓は一日に約180㍑の血液をろ過して99%は再吸収。

残りの1%、約1.8㍑が尿として排泄されます。

それが尿管を通って膀胱に運ばれます。

なぜ子どもはおねしょをするのか

原因は色々ありますが1つは容量いっぱいになってからでないとセンサーが働かない。

例えば、個人差ありますが大人は膀胱の容量が400ml程度あります。

膀胱に150mlの尿が溜まると尿意を感じてきます。

更に250ml程度で強い尿意をもよおします。

ざっくりと言うと小児は膀胱が250ml程度で尿意を感じるのが200ml。

よって、強い尿意で初めて「おしっこーー、もれるーー」となるのです。

そして間に合わずに排尿。それらが改善される為には脳の発達が必要です。

大人は膀胱に尿が溜まり尿意を感じても我慢できますよね。

あれは排尿括約筋が働くよう脳から指示が出ています。

それが段々と出てくるの事でおねしょは無くなります。

赤ちゃんで言えばそれらが働かないので膀胱に尿が溜まるとそのまま

おしっこします。よって一回量は少ないのです。

おしっこと発達障害

さて、ここまではおねしょなどあっても気にする事はない話を主にしてきました。

しかし、おしっこは脳が制御している事も伝えました。

発達障害、具体的には自閉症やADHDなどなど、発達障害を持った児はオムツが取れるのが遅い事も分かっています。

個人差がある事や、必ずしも、おねしょ=発達障害では無いのですが5歳頃までオムツが取れない。

もしくわ週に2回以上、おねしょがある場合(特に日中)はこれらを頭に入れてもいいかもしれません。

もちろん、おしっこだけで判断は出来ないので、例えば

「目を合わせる事が出来ない」

「特定の物だけに反応する(偏食含む)」

「かんしゃくをおこしやすい」

「転びやすい」

など、特徴的な症状も合わせながら観察してみましょう。

気になれば検診時に保健師さんや医師に相談しましょう。

検診時でなくとも、地域の役所に保健師がいますので気軽に相談すると良いでしょう。

では、話をまとめます。

おしっこの話(まとめ)

・トイレは個人差あるので慌てない

・5歳を超えてもトイレトレーニングが上手くいかないなら発達障害の特徴を見てみる

・発達障害が無くても、トイレトレーニングが上手くいかない事は多い

・小学校6年生でも、夜間のおねしょ(毎日でない)はクラスに2人程度いる

・科学的に有効なのは「時間誘導」

 

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