目次
子どもは何歳まで産めるのか?
個人差あるので答えられません・・では意味がないですが、非常にナイーブな問題ですよね。
実際に個人差が大きいです。でも、オキコソ(おきなわ子育て大学)的に1つの数字を出します。
それは44歳です。
先ず、現在の日本の出産の約8割は25歳~37歳です。
これは初産も経産婦も含めての数字で、25歳~37歳で8割が出産しています。
出産には二つの大きな壁があります。
それは「妊娠する」という事と「流産しない」という事ですよね。
その二つを乗り越えて初めて出産となります。当たり前ですよね、では、それを数値で見ていきましょう。
先に不妊の定義を確認します。「妊娠を目的に性交渉を1年しても妊娠しない事」です。
よって、1年未満で妊娠しないなどは数値に含んでいません。それを踏まえて見ていきましょう。

geralt / Pixabay
妊娠する確率
妊娠する確率(1年以内に)は30歳まではおおよそ45%です。
31歳頃から確率は下降し3年後の34歳では40%を切り始め、
37歳で35%その頃から下降幅が大きくなり
40歳では25%まで下がります。
そして44歳では10%を切ろうとします。
これを聞くと、40歳でも4人に一人が産めるのか。と思いますよね。
そこで、もう一つの大きな壁である「流産しない」があります。

rawpixel / Pixabay
流産する確率
流産というのは皆さんもご存じのように年齢を追うごとに高くなりますが、以外な事に?
20代でも約10%は流産してしまいます。35歳頃までは大きな上昇はないですが、その頃から段々と上昇し
39歳では15%
それから2年後の41歳では20%
更に2年後の43歳で25%
そして44歳で30%とペースが上がり始めます。
なんと48歳では50%まで達してしまいます。
このような事から、40代になると出産までの確率が下がってしまうのが現状です。

qimono / Pixabay
子どもを産む年齢は伸びている。
出産する年齢によって、高齢出産を意味する「高」に〇を付けられるのをご存じですか。
通称「マルコウ」です。35歳以上では母子手帳にそういった印をつけられますが、20年前までは30歳だったのです。
この20年で医学の進歩と晩婚化が進み、出産に最新の注意を払う「マルコウ」が35歳まで引き上げられました。
子どもが出来ないと離婚させられる
現代社会においては信じられないかもしれませんが、実際にあった話です。
およそ、1960年代~80年ぐらいまでは結婚をしても妊娠が出来なければ親に離婚をさせれていたのをご存じですか?
地域にもよると思いますが、これが普通にまかりとおっていました。
時代背景なので、何とも言えませんが、結婚相手も親同志で決めて当人は相手の顔も知らないなんて事もあったようです。
現代も親同志のお見合いがあるそうですが、それとは少し変わった意味合いですね。
妊娠出来ない理由は女性にあるのか
上にも書いたように昔は妊娠出来ない女はいらないというように、原因は100%女性にあると考えられてきました。それが、段々と見直され、最新のデータでは
妊娠に至らない原因は
男子に問題がある25%
女性に問題がある40%
両方に問題がある25%
原因不明 10%
あれ?やっぱり女性に問題があるほうが多い??

RobinHiggins / Pixabay
「半分は男性に問題がある!!」という言葉を聞いた事がありますよね。それは数字のからくり?なんです。
この数字の中の、「男子に問題」と「両方に問題」を合わせて50%となりますよね。
それで「半分は男性に問題がある」なんです。では、女性に問題があるのは同じ計算式だと、65%となります。
合わせて100%を超えるんです。あれは、全体を100%とは言ってないというか伏せてあるんですね。
ここまで読むと、女性は憤りを覚えるかもしれません。少し待って下さい。きちんと説明します。
先ず、このような数字を伏せる事じたいが意味を持たないのです。
誤った情報や誤解を招く言い回しはそのば限りの思い込みにしかなりません。
では、なぜ、女性に問題がある事が多いのか。
それは妊娠が女性の体内で行われるから。・・・え?当たり前じゃん。
いや、女性の体の中に宿るので女性の多臓器に影響を大きく受けるのです。男性は精子を渡して終わり?なのですが女性は子宮だけでなく、全ての臓器の影響を受ける。
いわゆる、内臓の健康状態が大きく影響します。
分かりやすいところで言うと、糖尿病の女性が出産に影響をもたらすようなものです。

melancholiaphotography / Pixabay
出産確率を上げる為に出来ること
先にもあげたように糖尿病などの合併症がある事は不利になります。
しかし、近年、気を付けるのべきなのは過度なダイエットです。
パリコレでも痩せすぎた女性を使わないようなルールが出来ましたよね。やはり、過度なダイエットは妊娠には不利になります。
そして、アルコールと喫煙。まあ、考えたら分かりそうですが、やはり良くないですね。

Free-Photos / Pixabay
タバコは分かるけど、アルコールもダメですか
胎児性アルコール症候群(胎児性アルコールスペクトラム)を聞いた事がありますか?
妊娠中だけでなく、妊娠前の母親のアルコール摂取が影響する病気です。
アルコールの血中濃度が高くなり、胎児の中枢神経に悪影響を及ぼしています。
その結果、低体重、歩行困難などに乳幼児に影響が出るだけでなく、中枢神経の悪影響から、
ADHDなどの多動性や成人後の依存症などを引き起こしやすくなると言われています。
妊娠前でも影響があると言われていますが、妊娠が分かった時点や妊活を始める頃には禁酒する事が望ましいです。
アルコールは妊娠しにくく、出産後にも影響があるのです。

annca / Pixabay
夫婦で取り組むのがベスト
相方が飲んでいると、飲みたくなるし、ストレスも溜まりますよね。
ここは、旦那さんも一念発起して、禁酒しましょう。
最近のノンアルは非常に美味しいので昔に比べると頑張りやすいかもしれませんね。
※もちろん禁煙もですよ。

debowscyfoto / Pixabay
妊娠確立を上げるために男性が出来ること
男性は精子を元気にする事が一番ですよね。その為に出来る事はあります。それは
・長風呂、熱い風呂、サウナを控える
・ウォーキングなど適度な運動を行う
・自転車、バイクに長時間乗らない
・深酒をしない
・規則正しい生活(睡眠時間の確保)
・亜鉛の含まれた牡蠣やピーナツなどのビタミンEを摂取する

12019 / Pixabay
考え方としては、精子の工場である睾丸のケアですね。
睾丸は熱に弱いので、自転車などは熱がこもる上に圧迫されるので良くないかもしれませんね。
後は精子を活発にする為に免疫系ですね。
睡眠や運動、食事に気を遣うという事ですね。
女性に必要な事に共通している事も多いので夫婦で取り組みやすいかもしれませんね。
健康的な生活が妊娠の確率を上げるんですね。

StockSnap / Pixabay
妊娠するために肉・魚を食べよう
健康的な食生活というと野菜中心を思い浮かべるかもしれません。
もちろん野菜は大事なんですが、多くの女性は野菜中心になり、妊娠を望むと更にそれを加速させることが多いです。
野菜だけでは、必要なたんぱく質を摂取する事が難しいので、肉や魚をしっかりと食べる事をおススメします。
また、糖質によるインシュリンの急上昇・乱下降も望ましくないので、おススメはプチ糖質制限ですね。
「過ぎたるは及ばざる如し」何でも過剰は良くないですね。

RitaE / Pixabay
45歳以上の出産は年間1500人もいるという事実
最初で44歳を一つのキーワードとしました。
もちろん、それは変えません。
様々な確率と現代の医学的を踏まえオキコソ的には44歳としますが、実際には45歳以上で産んだ人は2019年には年間1500人もいます。
2000年は400人ですので約4倍。出生率が下がり出産年齢は上がっていますね。
2000年(ミレニアムベビー)は119万人うまれ 45歳以上での出産は400人
2019年は94万人産まれて45歳以上の出産は1500人。

Pexels / Pixabay
全体の出世率に対する割合は0.15%なので、やはり数としては少ないですが頑張って産んでいる方もいるのは事実です。
まとめ
25歳~37歳で産んでいる人が多い
44歳頃が現代医学の目安
男性に問題がある事も多いが女性の全身状態に依存する
禁煙、禁酒は夫婦で取り組む
45歳以上でも出産に成功している人は年間1500人もいる

geralt / Pixabay
keyword
妊娠 高齢 可能性 原因 限界 上限
コメントを残す